評価されるためではなく、自分のために

自律性支援のヒント

「習っていないからできない。」

このように言う生徒がちょくちょくいます。習っていないなら仕方ない。教えてあげなければならない。そう思われるかもしれません。しかし、この言葉は額面通りに受け取ってはいけません。多くの場合、本当の意味は「やりたくない」です。つい先日も、N君がこのように言って学校の宿題について助けを求めて来ました。

やはり彼もやりたくないようでした。彼が分かろうとした痕跡は全くありません。口から出てくるのは、学校の授業や先生に対する不満ばかりです。分かるためにどうすれば良いのかといったことは全く求めていないように思いました。彼は相当イライラしていました。それは、理解できないからではなく、やりたくないことが終わらないからだと思いました。彼の関心は、やりたくない宿題を手っ取り早く片付けること、その一点に向いていると思いました。

こんな時、どうすれば良いのでしょうか。

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この記事を書いた人
中山悟志

学生時代の家庭教師のやり甲斐が忘れられず、電機メーカーでの研究職、玩具メーカーでの開発職を経て講師になりました。点数をとるだけのテクニックではなく、実社会でも役立つ力を養いたいと常々考えています。

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神戸学習院

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