どんな指導?

テストの成績を上げるために必要なことは、身につく学習法で適切な量の学習をすることです。ですから、私たちは教科指導に加え、生徒がそれらを実行できるよう指導します。

身につく学習法には、さまざまなものがあります。その中でも代表的で特に多用されるのが、想起練習や間隔練習、精緻化と言われるものです。これらは、脳の学習の仕組みを効率的に利用する学習法で、勉強が得意な人はその名前を知らなくても当たり前のように実践しています。

成績が振るわない生徒は、まず間違いなくこれらの学習法から外れた、身につかない学習をしてしまっています。ですから、成績を上げていくためには、その学習法を変える必要があります。そのために、私たちは学習法を教え、うまく実践できるよう伴走します。

身につく学習法を進んで受け入れ懸命に実践する生徒は、適切な量の学習にも意欲を示すようになります。「こうやって学べば身につくのだ。」確かにそう感じられるから、納得して学習量を増やそうとするのです。そんな生徒は、比較的早い段階で成績の変化を実感できるようになります。

ただし、現実にはそのような生徒ばかりではありません。なかなか受け入れようとしない生徒も少なくありません。指導する側の理屈がいくら合理的であったとしても、だからと言って生徒が受け入れるわけではないのです。これは「やる気の問題」として、指導に大きく立ちはだかります。

やる気がなければ管理してやらせる。やる気の問題に対して、一般的には管理を強める方向で対処することが多いです。しかし、それは根本的な解決につながらないことや、むしろ逆にやる気を損ねてしまうことが近年のモチベーション研究で明らかにされつつあります。

当塾では、有力なモチベーション理論である「自己決定理論」をベースにした指導によって、やる気の問題にも科学的根拠をもって対処します。その結果、最初は身につく学習法どころか学習そのものを拒んでいた生徒が、次第に受け入れ実践するように変わっていくようなことでさえ、今や珍しいことではなくなりました。

私たちは、どんな生徒であっても成績を上げられるように成長できる塾でありたいと、信念を持って指導に取り組んでいます。そのため、身につく学習法を受け入れる生徒には、うまく実践できるよう支援し、今はまだ受け入れようとしない生徒には、無理なく受け入れられるような支援を行います。

以上が私どもの指導方針です。やる気の問題への対処についてはこちらの動画で紹介しています。さらに、心が変わって成長していく生徒たちの様子は「生徒の成長」にて、生徒がどのように感じているのかは「生徒の声」にて記事にしています。もしよろしければ、併せてご覧ください。

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