完璧でなくとも、Tくんは

自律性支援のヒント

先日、出勤途中に駅のホームで高校2年生の生徒、Tくんに会いました。夏休みの午前中、塾がまだ開いていない時間に図書館で勉強してきたそうなのです。Tくんは自ら進んで勉強に取り組みます。まだ高校2年生ですが、もうすでに大学受験を視野に入れた行動を取り始めています。一緒に歩きながらTくんは、最近の勉強についていろいろと話してくれました。

  • 週末の三日間だらけてしまってうまく勉強できなかったこと
  • その原因は、勉強しすぎて疲れてしまったこと
  • 立て直すために、少し復習するだけで良いから、とにかく勉強時間を作るよう心がけていること
  • 同じ失敗をしないために、勉強する時間としない時間のメリハリをつけようと思っていること

「今の姿を昔のTに見せてあげたいな。」

Tくんの発言に関心して、ついポロッとそんなことを言ってしまいました。そして、言ってしまった直後に自分の発言の間違いに気づきました。見せたかったのは、「昔のTくんに」ではなく、「昔の自分に」なのだと。

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