ブリコラージュって何?

どんな塾?

GWの旅行中に出会った方から、すごく面白いお話を聞きました。ブリコラージュってご存知ですか?

ブリコラージュとは、その場のありあわせの道具や材料だけを使って、必要なものを作り出すことだそうです。その逆はエンジニアリングで、必要な道具や材料を準備して、設計されたとおりに作ることだそうです。例えば、料理だとそれぞれこのようなものです。

ブリコラージュ的な料理
・・・冷蔵庫にあるものだけを使って、工夫して作るような料理

エンジニアリング的な料理
・・・足りない材料を買い足して、レシピ通りに作るような料理

人間は本来すごく創造力を持っていて、ブリコラージュがとても得意なのだそうです。しかし、何でもお金を出せば買うことができる現代において、ブリコラージュの機会、つまり本来の創造力を発揮する機会が失われているのだそうです。

今、日本が貧しくなってきていると言われていますが、もっと貧しくなったらいいのにと、その方は仰っていました。それは、貧しくなってモノを買うことができなくなってきたら、またブリコラージュの機会が増えて、もっと創造的になれるからだと仰っていたのが、とても印象的でした。

ブリコラージュやエンジニアリングは生徒たちの学習中の問題解決にもそれぞれ見られると思いました。

ブリコラージュ的な問題解決
・・・与えられた情報や知っている情報を元に、いろいろ工夫する問題解決

エンジニアリング的な問題解決
・・・解き方を教わったり調べたりして、解き方通りに進める問題解決

きっと、本来の人間はブリコラージュ的な問題解決の能力を備えているのだと思います。ところが、皆がこのような問題解決ができるわけではありません。工夫しようとせずエンジニアリング的な問題解決に終始する生徒も少なくありません。

そうなってしまうのは、本来持っている能力を呼び起こすような内的なものをあまり重視しない、設計されたものを画一的に与えて服従させるばかりの教育のせいなのかもしれません。実際、幼い頃から勉強しなければならない環境に置かれ続けてきた生徒ほどエンジニアリング的になってしまいがちだなと思います。

さらに、旅にも当てはめられると思いました。

ブリコラージュ的な旅
・・・その日の気分や天気、現地で得られた情報や近場にあるものから、その時々の過ごし方をするような旅

エンジニアリング的な旅
・・・あらかじめ決めた・決められたプランに従って過ごすような旅

きっと本来の旅はブリコラージュ的なものだったのだと思います。それは、人類史の大半の時代においてエンジニアリング的な旅などしようが無かったはずだからです。しかし現代では、パッケージが販売されていたり、簡単に情報が得られたりするので、多くの人がエンジニアリング的な旅をするようになってきているように思います。

これについてはどちらが良いというものではないと思いますが、個人的にはブリコラージュ的な旅が大好きで、いつも行きと帰り以外はほぼノープランです。それは、事前に設計できないような「たまたま」に導かれる体験がすごく楽しいと思うからです。決してプランを建てるのが面倒くさいからではありません(笑)

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