自分を信じて

どんな塾?

「僕の2年計画が報われました!」

涙ながらにそう語ったのは、高校3年生のTくんです。高校2年生の6月から、彼は毎日のように自習室で努力を重ねました。その結果、目標としていた大学に加え、チャレンジ目標としていた大学の合格までもを掴み取りました。

彼の歩んできた道は、決して平坦なものではありませんでした。それでも歩みを止めることなく前に進み続け、成果を手にすることができたのは、彼の行動が自律的な動機づけに由来するものであったからです。そしてそれは、自分を信じて自分の行動を決断することができたからだと思います。

高2の夏、彼は先生の意見よりも、自分を信じることを選びました。その頃、彼は部活を辞めるかどうかを迷っていました。彼としてはそろそろ部活を辞めて受験勉強に専念したほうが良いと思ったそうです。それにも関わらず彼が迷っていたのは、顧問の先生にこう言われたからだそうです。

「そうやって部活を途中で投げ出すやつは、大学受験でも失敗する。」

生徒にとって、先生の言葉はとても重いものです。彼は自分の考えが間違っているのだろうか?としばらく悩んでいました。しかし、最終的には辞めることを決断しました。彼は、先生の言葉ではなく、自分を信じることにしたのです。

高2の冬、彼は先生のアドバイスよりも、自分を信じることを選びました。その頃に受けた模試の結果が全然振るわなかったそうです。特に苦手の英語はたったの8点しかとれませんでした。その結果から、学校の先生にはこのように言われたそうです。

「現実的な目標を設定するように。」

その点数では、目標の大学どころか、はるかに易しい大学でも厳しいとも言われたそうです。しかし、それでも彼は目標を変えようとはしませんでした。やはり彼は、自分を信じることにしたのです。彼は自分を信じるために、可能性を見出しました。

「勉強したことはできた。」

たった8点の中にも、彼は自分の可能性を見出したのです。そして、彼はより一層の努力を始めました。「もっとしっかり勉強したら、必ずできるようになるはずだ。」自分を信じた彼は、中学の内容にまでさかのぼって復習を始めました。

高3になってからも、彼は自分を信じて努力を続けました。しかし、なかなか成果は表れませんでした。何度模試を受けても、判定結果はいつも決まってEでした。チャレンジ目標の大学はともかく、目標の大学さえ合格の可能性はかなり低いままでした。

なかなか成果を上げられないとき、自分を信じることはとても難しくなります。自分のやっていることは間違っているのではないか。そんな不安に駆られ、本当の自分を見失ってしまうのです。諦めてしまったり、何かにすがろうとしたりしてしまいやすくなるのはこんな時です。

しかし、彼がブレることはありませんでした。どんなに苦しくても彼は一貫して自分を信じ続けました。成果が出ていないからこそ、勉強の基本を大切にするべきだ。彼はそう考え、目の前の分からないことを、ひとつひとつ分かるようにしていきました。ただそのことを、丁寧に愚直に続けました。

自分を信じて自分の行動をコントロールする彼が、唯一コントロールが難しいと感じたのがスマホの利用でした。もっと自分を追い込むためにはスマホを使う時間を削る必要があるのに、どうしても使ってしまうのだそうです。

自分でコントロールすることが難しいと感じた彼は、協力を求めてきました。「勝手に解除できないよう、パスワードを設定してください。」彼は、スマホの利用制限を設定した上で、解除できないようにしようと考えたのです。

自分でコントロールするのが難しいのならば、仕組みの力や周囲の協力を得てコントロールすれば良いのだ。それが、考えた末にたどり着いた彼のやり方でした。彼はスマホを制限されるのではなく、制限することを自らの意思で選びました。

高3の12月、目標の大学の公募推薦の結果は全敗でした。さすがにここまで自分を信じ続けてきた彼も、これには応えたようでした。彼が少し弱気になったのを初めて感じました。しかし、切り替えの速さはさすがのものでした。すぐに気持ちを切り替えた彼は、一般入試に向けて努力を始めました。

「先生、正月も自習室が使いたいです。」

正月三が日は本来休塾日です。しかし、正月であることや、塾が休みであることは、彼が勉強を休む理由にはなりませんでした。誰も来ない自習室で、彼は三が日も黙々と勉強に励みました。

そして、合格発表の日。彼はその瞬間を努力を重ねてきた自習室で迎えました。あれほど自分を信じてきたのに、そこに表示された「合格」の文字をなかなか信じることができなかったそうです。何度も確かめて、そして、目を真っ赤にして報告にやってきました。

「先生!大学に受かりました!!!僕の2年計画が報われました!!!!!」

中学生の頃の彼は本当に勉強が嫌いで、なかなか勉強に立ち向かうことができませんでした。その彼が、これほど長期に渡って自分を律し、一見不可能と思えた挑戦を見事にやってのけました。彼の合格自体はもちろん、あのTくんがここまでの成長を遂げたことに、何よりの喜びを感じました。

(Tくんが生徒の声を書いてくれました。こちらです。)

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