嫌だった読書感想文が

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「読書感想文って何を書けば良いかわからない。」理科の自由研究と並んで多くの生徒を困惑させる夏休みの課題が読書感想文です。理科研究は大好きだった私も、読書感想文については例にもれず大嫌いでした。しかし、高校生のときにちょっとした試みをしたことで、読書感想文を楽しめたことがあります。

高校の歴史で「イスラムについての本を読んで読書感想文を書く」課題がありました。読書感想文の時点で嫌なのに、テーマに対して関心が皆無でしたので、この課題の苦痛は相当なものでした。本を借り、読もうと本を開くものの、最初のページから全く頭に入ってきません。関心が薄すぎて、無理やり読み進めることすらできなかったのです。

しかし、やらないわけにはいかないので、ちょっとだけ工夫をしてみました。それは、「できるだけ本を読まずに読書感想文を書く」という自分なりの課題を設定したことです。すると、あれほど嫌だった課題が、とても魅力的で興味をかき立てられる課題に変身したのです。なんせ「読みたくない」という自分のニーズに完全に合致しているのですから。

いかに読まずして仕上げるかということを考えるのはとても楽しいものでした。そして、最終的にはほんの数ページ読むだけで終わらせることができました。ただ終わらせるだけではなく、歴史の先生にお褒めの言葉もいただき、ちょっとした賞をいただくこともできましたので、一定の品質は出せたということでしょう。

なにより、この課題を通して文章を書くコツのようなものが掴めました。私にとってこれが最後の読書感想文でしたので、この手法を使ったのはこの一回きりですが、ここで掴んだ感覚は今でもずっと役に立っていると思います。先生が意図した形ではないかもしれませんが、これは私にとってとても大きな糧になりました。

もしもどうしてもやる気のでない課題があるならば、ただ求められたことをするのではなく、自分にとって興味深く取り組めるように課題をアレンジしてしまえばよいのではないでしょうか。そうすれば、課題が楽しくなりますし、そこから多くのことが得られると思います。

なお、どのようにやったのかは、夏休みの後半にでも書こうと思います。別に勿体振るわけではありません。そういうことは自分で考えて初めて掴めることだと思うからです。夏休みは時間もたっぷりありますので、じっくり時間をかけて試行錯誤して欲しいです。

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この記事を書いた人
中山悟志

学生時代の家庭教師のやり甲斐が忘れられず、電機メーカーでの研究職、玩具メーカーでの開発職を経て講師になりました。点数をとるだけのテクニックではなく、実社会でも役立つ力を養いたいと常々考えています。

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