外側ではなく、内側を

これまでずっと英語が苦手だった中学3年生のKくん。夏休み最後の模試で、なんと英語の偏差値を19も上げました。教材は変わっていませんし、私たちの教え方も変わっていません。勉強法が変わったわけでも、私たちが特別な課題を課したわけでもありません。しかし、Kくんの成績は劇的に変わりました。それは何故なのでしょうか。

これまでKくんは問題意識を持ちつつも、なかなか心からの改善行動を起こすには至りませんでした。とても素直で真面目な生徒なので、改善の提案に熱心に耳を傾け、それをやってみようとします。ただ、やってはみるものの、心から受け入れたという様子ではありませんでした。ですから成績は上がらないどころか、内容が難しくなるにつれ、むしろ低下傾向にありました。

中3の1学期の成績もやはりそれまでの傾向と変わらぬものでした。ただ、成績こそ変わらなかったものの、この頃から表情が変わり始めました。私たちは生徒の表情を見れば、その生徒がどんな動機で勉強しているのかおおよそわかります。「やらなければならないから 」それが、これまでのKくんにとっての大きな動機だったように思います。しかし、今は違います。

「自分にとって大切なことだから」

そんな、これまでとは違う動機に支えられ、Kくんは心から勉強するようになりました。1問1問を噛みしめるように丁寧に解くようになりました。深く納得しているのが彼の表情から読み取れました。「英語がわかるようになってきた。」これまでのKくんからは想像もつかないような、驚きの発言まで飛び出しました。確かな手応えを感じているようでした。

そう、Kくんの成績が上がったのは、Kくんが変わったからなのです。Kくんの外側にあるものは何も変わっていません。しかし、彼の内側にあるもの、すなわち、心が変わりました。そして、勉強のような作業ではなく、心からの勉強をするようになりました。だからKくんの成績は上がったのです。

お子様の勉強がうまくいかない時、外側の何かを変えることばかりを考えてしまいがちだと思います。そして、それでは何も変わらない、もしくは、表面的な変化にとどまることを実感されている親御様はとても多いと思います。もし、お子様の本質的な変化を望まれるのであれば、心が変わることを支援すべきだ。私たちはそのように考えています。

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