背中を押したん誰やねん

以前ある人が若者に向かってこんなことを言っていました。「自分を励ましてくれるのは過去の自分だけだよ。」この言葉に私は衝撃のような深い感銘を受けたのを覚えています。そして次の瞬間には過去を振り返っていました。

大学受験に向けた勉強の日々は本当に長く辛いものでした。1日12時間、明けても暮れても自室で勉強。駄目だったらどうしよう。今やっていることは正解なのか。他にいい方法があるのではないか。そんな不安な思いを抱えながらも、ただ目の前の課題に取り組んでいました。

そんな状況で、自分を支えていたものは何か。家族はもちろんそうでした。しかし、何か別の、意識の一番深いところで、前進する力の源になっていたものは?そう考えたとき、そこには確かに過去の自分があったのです。しんどくても部活を最後までやり通した自分、高校受験のときに毎日6時間勉強していた自分が。そんな自分が後押ししてくれていたのです。

現在、塾で教える立場にあって生徒たちを見ています。彼らは勉強に追われる忙しい日々を送っています。特に受験生はこれまで味わったことのない重圧を感じながら勉強に打ち込んでいることでしょう。時にはその重圧に耐えられず逃げ出したくなることもあると思います。しかし、最後まで戦い抜いてほしいと強く思うのです。今はもちろん、これからのためにも。

今後の長い人生で、精神的、肉体的に追い込まれてどうしようもなくなることがあると思います。そんなとき周りにいる親や友だち、先生が励ましてくれるかも知れません。でも、足踏みしてしまって動けなくなった自分の背中を一番強く押してくれるのは自分だと思うのです。苦しくても必死になって頑張った過去の自分だと思うのです。だから。

生徒たちにはそんな自分を作ってほしいと思います。

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