テストの日はいつにする?

どんな塾?生徒の成長

子どもがしっかりと身につく学習をするようになるために非常に重要なのが、「自己決定感」を持って取り組むことです。身につかない形だけの学習をしてしまう生徒は、必ず「やらされ感」を持っています。

当塾では、生徒がしっかりと「自己決定感」を持って学習に取り組めるよう、さまざまな工夫をしています。今年度からは新たにまとめテストの日程を生徒が決められるようにしました。すると、予想外の反応がありました。

まとめテストとは中学生向けのテストで、1つの単元を終えるごとに受けられるものです。受験は強制ではありませんが、ほぼ全ての生徒が挑戦しようとします。それは、安心して受けられるからだと思います。失敗しても決して怒られませんし、一切のペナルティもありません。ただ純粋に、「生徒が自分の理解度を把握する」という目的のために実施しています。

予想外の反応というのは、多くの生徒が早めに受けたがることです。テスト日を早くすると、その分学習のペースも上げなければならないため、少ししんどくなります。ですから、塾がテスト日を設定していた昨年までよりもペースがゆっくりになるかもしれないと想定していたのですが、予想に反して多くの生徒が早めに受けようとするのです。

先日、早々と初めてのまとめテストを受けたのは新中1のSちゃんです。それなりの自信があったようですが、実際には思ったようには出来なかったようです。

どうやった?

Sちゃん
Sちゃん

これじゃあかんでしょ。もうちょっと勉強して、もう一回受けたらあかん?

それええやん!いつにする?

Sちゃん
Sちゃん

来週!

こうしてSちゃんは、自分で次のテストの日を決めて、そして、間違い直しに取り組むことも自分で決めました。「間違い直しをしなさい」などとは言っていませんが、責任を持って学習に取り組む生徒が必ず自分からそうするように、彼女もまた自分から熱心に間違い直しに取り組み始めました。

その姿勢は、まさに「自己決定感」による成長の証だと思いました。

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