読まずに読書感想文

高校時代の「イスラムについての本を読んで読書感想文を書く」という、どうしてもやる気の起こらない課題に対して、「できるだけ本を読まずに書く」と自分なりにアレンジすることで、やる気を起こすことができました。(前回の記事参照)今回はそのときに考えた具体的な方法を紹介します。私が考えたのは次のようなものです。

  1. 文章の方針を決める
    まず本を読む前に文章の方針を先に決めてしまいます。イスラムというのは馴染みがなく、日本とは全然違う世界があるのだろうとのぼやっとした印象がありました。しかし、同じ人間なんだからきっと共通点も多くあるはずだとも思いました。そこから、「私たちと違うと思っていたが、実は同じだった」という方針にしようと考えました。ちょっと意外性もあると思いますし、人間みんな同じなんだと共感も呼べるのではないかと考えたからです。この時点で本の内容はまだ頭にありません。
  2. 情報を本から探す
    「違うと思っていた」の部分については、本を読む前に自分が知っていたこと・感じていたことを書けば良いので、本を読む必要はありません。「実は同じだった」に向かって話をすすめるために、材料を本から探します。目次や見出しを手掛かりに、「読む」というより「探し」ます。
  3. 肉付けして文章にする
    材料が集まれば、あとはそれを文章に組み立てます。構成を練りつつ、情報が足りないと感じた部分についてはまた②に戻って材料を探します。このようにすることで、最終的に数ページ読むだけで仕上げることができました。

実際には試行錯誤しながらでしたのでここまでスッキリとした手順だったわけではなかったと思いますが、整理するとおおよそこのようなものでした。どうして読みもしないで方針が決められるの?と思われるかもしれません。最初は適当で良いと思います。方針が良くなければ材料がうまく見つけられないと思いますので、その時点で方針を変えれば良いのではないかと思います。ポイントは、本に合わせて方針を決めるのではなく、自分の方針に合わせて本から探すということです。

約1年前に坂上の書いたブログに「見ようとしなければ見えない」という話があります。実は、今回の話もこの話と根底は同じです。興味の無い本をただなんとなく読んでも、きっと何も見えないと思うのです。そんな時も、何を見たいのかをはっきりさせることで、そんな本からでも自分の見たいものが見えるようにできるのです。

ちなみに、その本についてのことはほとんど何も覚えていません。どんなタイトルだったのか、どんな著者だったのか、、、。読まずに書くということには真剣に取り組んだので、どのようにしたのかはよく覚えているのですが、やはり本自体は見ようとしていなかったのでしょう。

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